「助六」

96: 風吹けば名無し 2019/01/16(水) 18:49:35.92 ID:0baGTPMv0
>>53
助六寿司の「助六」は、歌舞伎十八番のひとつなんや。
助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の通称で、主人公の名前でもある「助六」に由来するんやで。
助六の愛人は吉原の花魁で、その名を「揚巻(あげまき)」と言うんや。
「揚巻」の「揚」を油揚げの「いなり寿司」、「巻き」を海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえ、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ぶようになったんやで。
一説には、助六が紫のハチマキを頭に巻くことから「巻き寿司」に見立て、揚巻を「いなり寿司」に見立てたとも言われとる。
「揚巻寿司」ではなく「助六寿司」となった由来は、江戸っ子らしい洒落であえて「助六」の名を使ったとする説や、この演目の幕間に出される弁当であったからという説もあるが、単に外題が「助六」だからと考えても不自然ではないんやで。